にこにこほかほか家族みんなで家庭菜園

私の父は自然が大好きです。
盆栽をコレクションしたり、庭に畑を作り野菜や果物を育てたりしています。
土を耕して肥料を撒いてお水をあげて…、畑仕事する父はいきいきはつらつ楽しそうで、そんな姿を見ているとほっこりしちゃいます。

居間の窓辺には観賞用のミニパイナップルがちょこんと座って、放射状にちりばめられた細長い葉っぱがクルンとなってキュートです。
パイナップルのギザギザさんに興味津々な甥っ子姪っ子は、そ~っと触って「わ~~」走り出してまたにんまりしながらやってきて遊ぶ姿を、父はにこにこ温かく見守っています。

「母校の木が見たくなった??」
そう言い残し、午前7時旅人さんのように突然出かける父。
2時間後、上機嫌で帰宅して、コーヒーを美味しそうに飲みながら「さてひと眠りしたら畑に出ようかな♪」天然キャラで家族を和ませています。

自然をこよなく愛する父ですが、そこには深い思いが込められていることを知りました。
春はいちご狩り、夏にはお庭でBBQ、秋の芋掘り、冬は根菜でお鍋…。
父は甥っ子、姪っ子のはじける笑顔が大好きで、見て触れて感じて…遊んで楽しい、食べて美味しい、自然のめぐみがくれる四季折々の風景を通して、たくさんの発見や感動に出会ってほしいと願い、キッズちゃんたちの喜ぶ姿を想像しながら畑を耕すのが嬉しくてたまらないのだそうです。
父の気持ちに触れて、山あいの温泉のぽかぽか温かいお湯につかっているような心境に包まれました。
春夏秋冬、自然が育む優しい幸せを心のアルバムにもっともっと残したい…そう思いました。

私は夏に帰省することが多いのですが、赤く実ったミニトマトを収穫したり、とれたてのスイカをパクッと食べたりする瞬間が好きです。
ゴールデンウイークにはりんごのお花が咲き始めます。
白い恋人をほんのり思わせるような、甘い香りがご近所さんの畑から風にのってやってくるやわらかい昼下がりにとろりと温まります。

毎年6月にはいちごが届きます。
パイの実サイズから木苺のようなミニミニまで…時々双子さんもいます。
私もいつかちょっぴり帰省して、甘酸っぱいいちごの季節をみんなと笑って一緒に楽しみたい…その日を夢見ています。